「ほら、イギリスさん、もう泣かないで」 「そうあへん、ほら、しっかりするよろし」 泣いてねぇよ、とついフランス相手の口調で言いそうになって、俺は埋めていた膝頭から顔を上げた。と同時にかち合った優しげな眼差しに恥じ入った。 「そろそろ韓国さんを、元に戻してあげてくれませんか?」 「小さくても大きくても迷惑具合は変わらねーあへん」 ちらり、と韓国を見る。かわいらしい唇が「まんちぇー」と言った。 そうしてにこりと笑った無垢な顔に、俺は泣きそうになる。 誰と重ね合わせてしまったのかは、自分が一番よくわかっている。 「そうだな……」 ほあたっ、魔法のステッキを一振りすれば、かわいらしい乳幼児は長身のがっしりした男になる。 中国と日本が顔を見合せて微笑み合ったのを、俺は見逃さなかった。 やっぱり、この韓国が、いちばん。 そんな声が聞こえてきそうだと思った。 「本当はアメリカさんに、魔法をかけたかったのでしょう?」 こそ、と日本が忍び寄ってきて囁く。 う、と言葉を濁した俺に、日本は少し怖い顔をして、若干低い声で、言った。 「練習台なら、他の方にしていただけますか?」 「そういう、わけ、じゃ……」 そういうわけだったのだが、日本の瞳があまりに深い黒を湛えていたから、ぞくり、と怖くなって思わず言い訳が口をつく。 「ね?」 首を傾げてにこりと目を細められてしまうと、その色は、確認しようにももう見ることはできなかった。 空も飛べない僕だけど とぼとぼとヨーロッパに帰ってきて、やはりというかなんというか、真っ先にフランスに見とがめられる。 「おっ、お、お、お前なんて……なんて露出度の高い格好を!」 ああ、着替えてこればよかった。真剣に。 尻に伸ばされたフランスの手を叩いて、太もものあたりをうろついていた裾をこころもち引っ張った。 「なんなんだよ、その格好」 「聞いて驚け、奇跡を起こすブリタニアエンジェルだ!」 「相変わらずよくわかんねーけど、オイシイからいいかなー……」 ひょい、と裾の中を覗き込もうとするフランスに、思わず悲鳴を上げてしまった。 「ぎゃあああ! やめろ屈むなバカ!」 挙句脚の間に頭を突っ込もうとするフランスに対し、俺は耐えきれず魔法を使ってしまった。 「ほあたーっ!」 俺の太ももを鷲掴んだまま、少年とも青年とも判別つけ難い年頃の男が、きょとんと俺を見上げる。 そのアングルに、俺は涙目になって、彼の視界を遮った。 「ちょ、わ、何? 何これ! なんかオイシイもの見た気がする!」 「わー! 忘れろ忘れろバカァ!」 フランスはいつでもフランスだ、と痛感した。 騒いでいると、そこへ偶然スペインが通りかかる。 「何しとんの自分……」 彼にドン引きされると相当傷つくということを俺はこのとき初めて知った。 「ちっ、違うんだコイツが……!」 「なんやねん自分その格好……ってそいつ、ひょっとしてフランス?」 そいつ、と指さされたフランスは、ようやく俺の太ももを解放して、気障なしぐさで立ち上がった。 「いかにも俺はフランスだが……なんだお前、スペインに似てるな。そういえばお前も、イギリスそっくり。でもお前らそんなに大きかったっけ?」 なんて、俺を振り返って首を傾げる。 うーん、昔はそんなこと死んでも思わなかったけど、今見るとこいつ、様になってるな……、女たらしが。 「うひょーっ、めっちゃ若いー! うわぁ、懐かしいなぁ! えー、なんでなん? なんなんコレ?」 昔を懐かしむかのように気が若くなってきたスペインにがくがく揺さぶられながら、俺はフランスに尻を撫で回された。 両方に渾身の拳骨をお見舞いして、俺はエンジェルの奇跡について説明してやる。 「実はかくかくしかじかで……」 フランスは、一回り大きい俺の拳骨が意外に痛かったことにビビッたのか、おとなしく「へー」と相槌を打つだけ。 気持ち悪いくらいに食いついてきたのはむしろスペインだった。 「なぁ! そんならロマーノとイタちゃんにもその魔法かけたってぇ! お願い! な! ブリタニアエンジェルさまさま!」 「な、なんなんだよその食いつきぶりは……」 俺が問えば、スペインはだらしなく笑った。 「あんな、そんで今度こそ結婚して3人で仲良う暮らすねん……」 「どこから突っ込んでいいのかわからないんだが、とりあえず小さくしたら結婚できないだろ?」 他にも重婚だぞ、とか、小さくしたら結婚してくれるのか、とか、色々言いたいことはある。 「ええのー! 気分や! 結婚なんて所詮気分やっ!」 「言ってることムチャクチャだぞお前……」 言っていることはムチャクチャだが、情熱だけは有り余っているらしい。俺はスペインに押される形で、わざわざ地中海まで出向くことになってしまった。 ああもう、早く帰りてぇ。 フランスは元に戻してもよかったのだけれど、若いフランスが意外とおとなしいということと(まだ自分より年上になってしまった俺たちにどう接していいのかわからないだけだろうが)、まだまだこの格好でいなければならないようだったこともあって、そのまま連れていくことにする。さっきみたいなことになったら嫌だからな! いつもの奴より、こっちの方がまだ無害だろう。 その道中、うっかりオーストリアとハンガリーに遭遇してしまった。 「な……! ついにあなたは気でも触れたのですか!」 オーストリアは手に持っていた楽譜をバサリと落とした。目はまっすぐに俺を見ている。 「『ついに』ってなんだよ、『兆候はあったけど……』みたいな言い方やめろよ!」 好きでこんな格好してるんじゃねー、抗議していると、スペインが鼻息も荒く、俺の肩に手を置いた。 「あんな、オーストリア、すごいねん! これブリタニアエンジェルやねん!」 「何を興奮しているのですか、落ち着きなさいスペイン」 「そ、そうですよ……」 ハンガリーが俺にちらちら目をやっては下を向く行為を繰り返す。大変不愉快だ。くそっ。 「こいつ国を昔の姿に変えられんねんで! 今からロマーノとイタちゃんにその魔法かけてもらおと思って!」 言ってスペインはフランスを指さした。若いフランスの存在に今気づいたオーストリアは唖然と口を開けていたが、ハンガリーはいち早く回復し、黄色い声を上げた。 「え……、えええええええッ!」 「も、いいからとっととイタリア行くぞ、スペイン!」 いい加減気恥ずかしくなってとっとと立ち去ろうとした俺の服を、ハンガリーが思いっきり引っ張った。 「ちょ、ちょっと待って下さいエンジェルさま!」 つぅか何すんだこのアマァ! これワンピースなんだぞ、そんなとこ掴んだら裾が上がるだろうがぁあ! 「なんだお前その態度の豹変ぶりは!」 ハンガリーの手を振り払いながら、俺は必死で裾を引っ張った。 「せっかくだからその奇跡、ぜひ私たちにも見せて下さいよ!」 きらきらと輝く瞳を向けられる。 そんなに期待に満ちた目をされると……悪い気はしない。 「え……いいけど……」 ぼそぼそと承諾すると、ハンガリーは勢いよくオーストリアを振り返った。 「ですって! さあ! オーストリアさん!」 「……な、なんですか? 私は……」 唖然と口を開けたままだったオーストリアは、わけがわからないといった様子で目をしばたいた。 「オーストリアさん、私、今のオーストリアさんもとっても好きですけど、昔の初々しいオーストリアさんも懐かしいなぁって……」 ハンガリーが胸の前で手を組んだ。昔を懐かしむかのような、聖母にも似た表情。 「ハ、ハンガリー……」 そんな彼女にオーストリアは目に見えてうろたえる。ハンガリーはその隙を捉えて、ガッ、とオーストリアの両肩を掴んだ。 「今です、エンジェルさま!」 「ええと、なんだかよくわからないが面倒くさいからさっさといくぞ……ほあたっ」 ぼわん、と煙が上がって、中から現れたのは、今よりだいぶ幼い顔立ちのオーストリア。 「キャアアアアア! オーストリアさんっ!」 鼻血噴きそうだが大丈夫かこの女は! 「な、え、あなた方は……?」 戸惑った様子のオーストリアの両手を、ハンガリーはぎゅっと掴んだ。 「私っ、私ですオーストリアさん!」 「あなたは、ひょっとしてハンガリー……? え、え、え……す、少し見ない間に……立派なレディになったのですね……、え? え?」 「オーストリアさんこそ……白い肌、細い腕……幼い顔立ち……!」 何やら口を挟みにくい雰囲気になって、俺はさっさとその場を後にすることに決めた。 「よし、さっさと行くぞスペイン」 二人の様子をおもしろそうに見ていたスペインとフランスは、慌てて俺の後をついてくる。 「何急いどんの、さっきから」 「さっさと家に帰りてぇんだよ! テメェのワガママ叶えてやるだけありがたいと思え!」 「あーほんまありがとうなー」 羨ましくなんか、ない。 俺は必死で自分にそう言い聞かせた。 もう一度あいつに会いたいなんて、俺は、そんなこと思ったりしない。 「ロマーノーッ! イタちゃーん! 遊びに来たで!」 「なんだスペイン、呼んでないぞ。ついにパスタを供出する気になったのか」 「あっ、忘れた!」 「死ね!」 バタン、と玄関の扉を閉められる。 「ちょ、開けてーなロマーノォ!」 みっともなくドンドンとドアに縋るスペインに、俺は頭が痛くなった。 「あれがあのシチリア王国のおちび? 時代は変わるというかなんというか……」 隣で感心しているフランスを、俺は無視した。 「兄ちゃんお客さん閉め出しちゃあダメだよー。あ、スペイン兄ちゃんいらっしゃーい」 しばらくスペインがドンドンやっていると、にこやかに弟の方が顔を出した。 兄よりは断然接客のイロハができているが、残念なことに彼は俺と目が合うと、青ざめて「イッ、イギ……!」とだけ言った。 イギじゃない。イギリスだ、……違う、ブリタニアエンジェルだ。 言ってやりたかったが、本気でリアクションに困って怯えているイタリアに何もかもやる気をなくして、俺は黙っていた。 「ちょっとイタちゃんロマーノ呼んできたってー」 「うん、わかった! ダッシュで行ってくるであります!」 渋々出てきたロマーノも、俺を見つけて第一に「すいませんでしたぁっ! あれは俺じゃなくてこのバカ弟が悪いっていうか……」と勢いよく頭を下げた。「あれ」ってなんだろう。 なんなんだ。別に取って食ったりしねぇよバカ。 「ちょっとここに二人並んでなー」 「な……なんなんだよスペイン……ちくしょう……俺を生贄に差し出す気かッ!」 「ごめんなさいなんでもするから許してぇ!」 ああもう。 「ほあたっ!」 もくもくもく……。 よし、今日も俺の魔法は冴えてるな! 「ちょ……かわえええええっ!」 「ロマーノかわいいよハァハァ……イタリアもハァハァ……俺のものになればいいのに……」 「ちょ……! 寄らんといてぇ! 汚れる!」 うーわ、誰も俺の功績を褒める気ねぇー……。 「ス、スペイン兄ちゃんなんだかおっきいの……」 「うわ、お前! まさかトマトの盗み食いかッ?」 スペインに懐く二人の子供を見て、俺は激しい郷愁のようなものに襲われた。 まずい、今深みにはまったら、抜け出せなくなる。 俺はスペインとイタリアの取り合いを始めたフランスをそのままに、勢いよく踵を返すと、その場を走り去った。何か、何か別のことを考えなくてはならない。 俺はふと、アドリア海の向こうに、またしても知り合いを見つけてしまった。 それがあまりにも不吉な組み合わせだったので、思わず自分から話しかけてしまう。 「……お前ら、何してんの?」 「『エーゲ海の自然を守る会』の会議が終わったところだ……不本意だけど……」 本当に不本意そうにギリシャは言った。 後ろで肩を竦めたトルコの表情は見えなかったけれど、少なくともギリシャの顔が歪むのは見えた。トルコではなく俺を見て。 「イギリス……その格好はやめた方がいい」 まったくお前はいつでもどこでも脱いで、と心底迷惑そうに言われ、頭に血がのぼっていた俺は、深く考えずにステッキを振った。 「ほあたっ!」 八つ当たりのようなものだ。 「え……えええええっ! ギリシャ? な、何、何でぇこれ、イギリス!」 いきなり随分とサイズの小さくなったギリシャを前に、本気でうろたえているトルコがおかしい。 小さなギリシャはしばらく事態を把握しようと必死で考えている様子を見せたが、やがて、とりあえず、といった体でトルコを見上げ、その服を軽く引いて「トルコ死ね」と言った。 「……お前は……」 トルコは天を仰いで「はー」とため息をつく。 「今も昔も変わらねぇな……」 トルコの感想に出会い、思いがけず俺は動揺してしまって、二人をそのままにして脱兎の如く走り去った。 もう家に帰る。 そうして布団を被って寝てしまおう。 ――本当は、アメリカさんに魔法をかけたかったんでしょう? 「そんなんじゃねぇよ……」 それをしてはいけない気がするのに。 どうしてさっきから、頭に浮かぶのはあの、広い大陸を走り回っていた子供の笑顔ばかりなんだろう。 アメリカの顔が思い出せない。 本当にばかだな君は、と笑う愛しいあの顔が。 ぎゅっと目を閉じて、必死に思い出そうとしていると、涙がにじんできた。 「イギリス!」 唐突にかけられた声に、ぽん、と頭の中を占めていた幼い笑顔が、消えた。 「君の家に行こうとしてたんだけど……その、あの、お邪魔だった……?」 遠くで、アメリカが手を振っていた。彼は目線を彷徨わせて、こっちへ歩み寄ってよいものか思案しているようだ。 何しおらしいこと言ってるんだ。俺が泣いてたから、遠慮してくれたのか? アメリカの目線を追って、俺は自分の格好に目を留め、ボッと発火しそうなほど体が熱くなるのを感じた。 ――がっ……! 俺まだこの格好だった! 慌てて自分で自分を抱いてみるものの、露出度にそう変わりはない。 「ち、ちが……っ、これは」 やめろそんな憐れなものを見るような目で見るな。その前に見るな。 「へ、変な意味で着てるんじゃなくてだな、この格好じゃないとエンジェル本来の力が出せないってゆーか……その……」 「エンジェルぅ?」 「ああもう! いいからお前帰れよ!」 「やだよ今来たばっかりなのに! なんで君に追い返されなきゃいけないんだい!」 ずかずかと大股で近寄ってくるアメリカに、俺はびくりと肩を揺らした。 うわーうわー、俺、この格好で何やったってダサいだけで、かわいかったりかっこよかったりなんか絶対にしないのに……うわーもう痛すぎる……。 正直本格的に泣きそうだ。 エンジェルって、とアメリカが言った。 「……それって、日本がさっき言ってたやつかな」 アメリカがぼそりと呟くのを聞いて、俺は目を丸くした。 ――日本の奴、アメリカに言っちゃったのかよ! 不意打ちでもなんでも、アメリカに魔法をかけられないだろうか、などと少しでも思ってしまったことが決まり悪くて、俺は顔をそむけた。 きっと、こんなことこいつにはお見通しだ。 ……くそ。 「……お、俺、着替えてくるっ」 浅ましい俺。 ごめんごめんごめん、と心の中で必死に謝りながら、俺は顔をそむける。 駆け出そうとしたら、手首を、掴まれた。 「ねぇ、――俺にはかけないの? 魔法」 穏やかな問い。 「え……」 まさかアメリカがそんな話題を直球でぶつけてくるとは思わなくて、俺はうろたえた。 「か……かけ……ない……」 かけない、かけないぞ。自分に言い聞かせる。 これでいいんだ……よな? 自信がないまま、ちらり、とアメリカを見た。 「……そうか!」 嬉しそうににこっと笑ったアメリカに、不覚にもときめいてしまった。 「せっかくだから、その格好のままやろうか?」 アメリカは俺の肩を抱くようにして、俺の家目指して歩き出す。 「や……やッ? やるって何を!」 「やだなぁイギリス、言ってほしいのかい?」 「バカ野郎! 着替える! 全力で着替えるからな!」 ――うん、やっぱり俺にはアメリカは、ひとりでいい。 あの幼くかわいいアメリカも、俺に銃を向けた若いアメリカも、みんなこの、俺を優しく抱くアメリカの中に詰まってるんだから。 翌朝、アメリカの腕の中で気分よく寝ていた俺は、トルコの電話で叩き起こされ、フランス・オーストリア・イタリア兄弟・ギリシャを元に戻しに奔走しなければならなかった。 もう二度と変なことを考えるのはやめよう、と、「やっぱりその格好でもやってみたいな」と笑ったアメリカに押し倒されながら、俺は思った。 タイトルの元ネタが分かった方へ。あれは友人りょうさんとの協議の結果、勝手にブリタニアエンジェルのテーマソングなのです。イギイギではなくブリタニアエンジェルです☆(重要) 「空も飛べない僕だけど、孤独を謳う夜だけど」って……! おいおい。 「初めて君を抱きしめた瞬間に」が素で「初めて君を抱き上げた瞬間に」に見えた私は相当米英にヤラれていると思った。 中国も日本も実は韓国が大好きだと勝手に思っている(ドリー夢)。韓国が好きすぎて困っているのはこのあたいだよッ! 自分ロマーノなら断然西ロマ派だったんですが(だって公式っぽいじゃない、ツンデレじゃない)、最近やっぱり友人のりょうさんの影響でロマ伊も気になるお年頃……ホント“兄弟”に弱いな……、と心底思いました……orz あまり「オールキャラで大騒動、ギャグ」という感じにはならなかったので反省しています……ごめんなさい。何さりげなくシリアスに持っていこうとしてるの私……! まむ様、ブリタニアエンジェルの奇跡をありがとうございました!! ★あまり調べた意味はなかったが、ご参考までに、自分用メモ↓↓ (全員出そうとして諦めた感がひしひし伝わってくる件について) 1700年ごろの各国。見た目は「マリア・テレジアとオーストリア継承戦争」より少し前。「日記マンガまとめ その8」の「(ちびたりあは)やればできる子」より少し後くらいだと思われる。アジア組は今とあまり変わっていない気すらする。 1701年、スペイン継承戦争 1713ユトレヒト条約 オーストリア継承戦争より前 米:独立前(独立1776)。ジョージア以外くらいは13植民地ほぼ揃う。 英:産業革命手前。アン女王。スコットランド併合→大ブリテン王国成立(1707)。 プロイセン:フリードリヒ二世。強い。 フランス:革命前(革命:1789〜)ルイ14世。 日本:江戸時代、引きこもり。徳川吉宗。享保の改革手前。 中国:清、まだロシアより強い。ネルチンスク条約(1689)。 韓国:李氏朝鮮(朝鮮王朝)。清は兄貴。 フィンランド:スーさんの支配下。 スウェーデン:バルト海の覇者であったが、ロシアに負ける。北方戦争(1700)。 ↑ (このへんみんな北方戦争に関わる。) ↓ リトアニア:ポーとともにスーさんの支配下。 ポーランド:リトを支配してたけどスーさんの支配下に。スーさんが負けたあとは分割の脅威にさらされる。 ラトビア:スーさんの下にいたが北方戦争の結果ロシアの下に。 エストニア:スーさんの下にいたが北方戦争の結果ロシアの下に。 トルコ:チューリップ時代。衰退期手前。カルロヴィッツ条約(1699)でハンガリーをオーストリアへ。 ギリシャ:オスマン帝国の支配下。 ロマーノ:シチリア王国、スペインの支配下。スペイン継承戦争で領有権を争われる。 オーストリア:マリア=テレジア手前。 ハンガリー:カルロヴィッツ条約により、オスマン帝国からオーストリアへ。 スペイン:ハプスブルク家断絶。スペイン継承戦争へ。 イタリア:ヴェネツィア共和国、アドリア海の女王。トルコさんに勝利。 ロシア:ピョートル1世あたり。北方戦争でスーさんを破り、バルト海の覇権を握る。近代化を目指す。 (2007/10/3)
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